この投稿の目次です
相談内容
ある日の相談風景です。
まあ、結構する前に分かったのが不幸中の幸いでは…
こっちから婚約解消してやりました!
まあ、それで良かったのだと思いますよ。
今は苦しいかとは思いますが、次のいい人を…
この腹立ちは収まらない!
慰謝料請求してやる!
あーーー私早まったのーーーーー!
婚約破棄したから慰謝料請求できないわけじゃないですよ。
実質的にどちらが原因で婚約破棄になったかを考えますから。
浮気が原因で婚約破棄になったんですから、浮気されたほうが浮気した方に慰謝料請求できますよ。
よかったー。
きっちりと責任を取らせますよ。まずはどうするべきなんですか?
誓約書や示談書を突きつけて話し合いで一気に解決って方法もありますけど。
ありがとうございます。とりあえず方針を考えてみます!
婚約破棄した側からの慰謝料請求
相談内容でも回答していますが、婚約破棄した側からの慰謝料請求が一律に否定される訳ではありません。
浮気したのであれば婚約破棄されるのは社会的に相当と言えるので、浮気した側が婚約、つまりは結婚する約束を破ったということで約束違反、法律的に言うと債務不履行の損害賠償責任を負うことになります。
男側が、俺は婚約破棄された被害者だ!などといってもなかなかそのような理屈は通じません。
請求方法
慰謝料額
婚約破棄は、離婚や不倫などと比べると婚約期間が短いことも多いせいか金額はさほど多額にならない事例が多いようです。
相手が若いことも影響してか、数十万円で解決ということが多いということも耳にします。
ただ、やはり事例によって異なることもあり、当事務所でも300万円支払われたという事例もありました。
相手の経済力や、婚約破棄に至った事情、付き合ってきた経過などが考慮されますので、その点を計算されるといいかと思います。
財産的損害
婚約破棄の場合には精神的な慰謝料以外にも結婚式場のキャンセル費用や、婚礼家具などの財産的損害も問題になることが多々あります。
そのような損害についても賠償の対象となりますので請求するといいでしょう。
請求は内容証明→誓約書・示談書の順か
これはよく聞かれるのですが、使い方によります。
誓約書・示談書をすべてがまとまってから作成する最終的な内容が記載された書面として捉えれば当然この順番になりますが、実際は作りかけの誓約書・示談書を見せてたたき台として使い、それをもとに妥協点を見つけて書面を完成させるという使用方法もあります。
そのような使用方法であれば誓約書・示談書を先に作成してしまう(というか内容証明を使わない)という方法もありえるわけです。
相手の様子と、自分がどの程度行動するかということを考えあわせて方策を練るといいかと思います。
婚約破棄問題に関する関連投稿
当事務所のサービス及び関連ページ
不倫問題で相手に対して慰謝料を請求する場合の内容証明作成を17,500円(税込)で行っています。
不倫、婚約破棄等の不法行為に関する慰謝料問題についての基礎知識と、解決のための内容証明の記載内容をまとめました。当事務所では全国対応で17,500円(税込)で内容証明の作成発送を代行しています。
慰謝料問題について話し合いがまとまった段階で作成する誓約書又は示談書についてはこちらです。
お問い合わせ
初回相談・お見積りは無料です。
お気軽にお問い合わせ下さい。
電話は077-535-4622(平日9時〜18時のみ)
メールはumisora76@gmail.comまでお願いします。