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結局利益にも損にもならない?
いわゆるw不倫の場合の慰謝料請求。
例えばA家庭の夫婦、B家庭の夫婦を考えます。
この時A夫がB夫に慰謝料請求してもB妻もA妻に慰謝料請求できる。
こうなったらA家庭とB家庭で収支は変わらないのでは?
という疑問を持たれる方が多いようです。
法律的には別に考える
法律では、
A夫のB夫に対する慰謝料請求とB妻からA妻へのに慰謝料請求は別に考えます。
結局は2つの請求権があるわけです。
実際は効果がある場合も多い
経済的に見てA家庭とB家庭でプラスマイナスゼロとなるようにも思えます。
法律論的にもつきつめて考えていくとプラスマイナスゼロの結果に近づきます。
しかし実際は、慰謝料請求額が同じ額にならない場合も多いですし、実際は面倒がって請求された後の再度の請求をしない場合も多いです。
泣き寝入りの場合もあればすべてを含めて話し合う場合もあります。
請求するにしても守るにしてもきちんと行動したほうが主張が認められやすく、そういう意味ではw不倫の関係でも行動する効果はあるといえそうです。
ではどうするといいか?
やはり行動することが一番重要です。
先手必勝とまでは言いませんが、先に請求できるのであれば先に請求する方がいいです。
まずは内容証明などで権利主張をしましょう。
示談書というお互いのゴール地点を見せた上で内容証明を送ることも有効な手段です。
示談書だと双方が署名しなければならず面倒な場合は誓約書でもいいかもしれません。
相手が反論してきたら?
これがw不倫の慰謝料請求をした場合に一番多い反論です。
このような反論に対しては、次のように再反論するといいでしょう。
「どうぞ勝手にしてください。しかしそのことと私があなたに対する請求とは関係ありません。私の請求に対してはあなたが支払ってください。」
その後
再反論した後については、そのまま主張が認められ支払われることもありますが、結局のところ双方の家族間で話し合いになることも多いです。
どちらの場合にしても一定の解決がえられますので、その後は示談書などを作成されるといいでしょう。
郵便局留めの内容証明の使用
郵便局留めの内容証明を使って、不倫相手の配偶者に知られることなくこちらの慰謝料請求のみをしてしまうという方法があります。
確かにこの方法でうまくいく場合もあります。
不倫相手に経済力があって、夫婦仲を壊したくないような場合です。
しかし、多くの場合に不倫相手の配偶者に知られるところとなりますし、たとえ知られなかったとしても実際に知ったときになって紛争が蒸し返されます。
結局のところ迂遠な解決方法になるかと思いますので、うまくいけばいいですがあまりそのようなことを期待せず相手が知ることは覚悟して動く方がいいかと思います。
その他の不倫問題の基礎知識について
このページではW不倫に特有の問題のみ解説しています。
一般的な不倫の慰謝料請求の問題については、こちらのページで解説していますので参考にして下さい。
不倫の慰謝料請求に関する法律的基礎知識をまとめています。不倫に関する一般的法律知識と内容証明、示談書について記載しています。当事務所でも内容証明、誓約書、示談書を作成(15,000円〜)しています。
是非参考にしてみてください。
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